老化と姿勢

年はとりたくないものだ、なんていいます。
老化は、生物学的には加齢とともに訪れ、誰にも避けることが出来ない、自然の法則ですね。

60歳位になると立っているのも億劫になり、バスや電車も空いている席を探します。急ぎ足では、息切れや、歩いた後足がだるくなったりします。これは、足腰が弱くなり、全身の体力持久力が低下した証拠です。

しかし、体力の低下は、年齢だけでもなく、一様ではありません。 60歳くらいで、すっかり老け込んでいる人がいるかと思えば、80歳を過ぎても背筋を伸ばして溌剌としている人もいます。
菊池体操の菊池和子さんは、2018年には、82歳で現役で体操を教えていらっしゃいます。
背筋がすっと伸びて、さすがにきれいですね。習われる方も、90代とかの方も多いそうです。

菊地体操

身近にも、そういう方がいらっしゃいませんか。
では、年齢を感じさせるポイントは・・・顔ではありません。

それは、姿勢です。 体から出る勢いのようなものです。
老化の体型の典型的な姿勢
①足が開く(O脚気味)
②膝が曲がる 
③腰が丸くなる
④背中が曲がる
⑤顎が出る 

また、施術をしていると、30代、40代でも正座が難しい、アキレス腱が伸びずに、いわゆるうんちスタイルが出来ない方も(子供でもいるそうです)結構います。

どうやって防ぐかというと。。

体は使わないと、どんどん退化していくのですね。 若い時から適度に体を動かしていると、加齢に伴う機能や体力低下を小さくすることが出来ます。
こういう方は、年をとっても姿勢が良いですね。また、筋肉隆々の人は、筋トレをしないと衰えていきますが、体をやわらかく、上手に使えば年をとっても、元気に過ごせます。

代表的な、太極拳、真向法、ヨガ、体操など、動きも静かで安全で、高齢からでも始められるものもたくさんあります。同じ年代の人と楽しくおしゃべりしたりすると、脳も、活性に元気になり、若さを保てますね。

揺らぎ整体こころでは、姿勢や体の上手な使い方、体操、考え方等などもご指導しています。
もっと知りたい方は、川畠美幸先生の揺らぎ整体のセミナーに、参加してみて下さい。
年をとっても、柔らかく体がつかえるなど、正しい体の使い方を教えてくれます。